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2018-01-07

斎場御嶽6つの見所 沖縄最高峰のパワースポット(世界遺産)

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斎場御嶽(せーふぁうたき)について

斎場御嶽は沖縄(琉球)で最も重要な聖地であり、沖縄にある世界遺産群の一つです。
神秘的な森の中に、超常現象かのような岩の配置が見られます。
元々は鍾乳洞だった場所ですが、洞窟の天井が崩落したことで現在の斎場御嶽の地形が誕生しました。

琉球王国時代、重要な司祭はここで行われてきました。
代表的な神的行事として、御新下り(おあらうり)や、東御廻り(あがりうまーい)があります。

琉球の神話にも登場する聖地で、
琉球の創世神であるアマミキヨが手始めに作ったとされる聖域の一つとされています。

セーファのルーツはイスラエル?

セーファ御嶽の別の呼び名として
サヤハタケ、サイハノ嶽、サイハ、などがありますが、
このサヤハタケに関しては、ヤハラヅカサとの関係で語られていることがあります。

ヤハラヅカサとは、アマミキヨが初めて沖縄本島に上陸するさい最初に足を踏み入れたとされる場所で、
そこには目印のように縦にのびた岩が海の波打ち際に立っています。

サヤハタケとヤハラヅカの文字の中にヤハという文字が入っていますが、
このヤハはヤハウェのヤハではないかという説があります。

最高位とも訳されるセーファという不思議な名称も、
実はヘブライ語から来ているのではないかとも言うことです。
セーファ、セファ はヘブライ語で境界地、フロンティアなどの意味があります。
琉球開闢伝説でも重要な場所である斎場御嶽ですから意味的に当てはまります。

その他にも琉球にはイスラエルから来たと思われる呼び名や行事ごとなどが多く残っていて、
例えば那覇(ナハ)はヘブライ語で安息、安住という意味があるようです。

御嶽について

南西諸島の信仰文化で、御嶽とは神が降臨する聖地になります。
神道における祠や神社のような位置付けですが、基本的に御嶽は本殿的なものを築くのではなく、
御神体として森や岩や岩陰、泉など自然にある状態の一つの場所をそのまま祀ります。
鳥居や拝殿のようなものが御嶽の入り口に置かれるところもあります。

斎場御嶽に関しては御門口(ウジョウグチ)と呼ばれる場所が拝殿になっていて、
そこは香炉が置かれているのみです。
そしてその先は女性しか入れませんでした。
現在では男性も入れますが、本殿の中へ入っていくような緊張感があります。

斎場御嶽の中

行事、儀式

御新下り(おあらおり)

第二尚氏時代の琉球信仰における最上位神女である聞得大君の就任式。
首里を出発し、各聖地を巡礼して最後に斎場御嶽で就任の儀式を行う国内最大の行事です。

聞得大君(きこえおおきみ)は女性で、ノロ(祝女)の最高峰の位のものになります。
時に王妃よりも権力を持っていたとされます。

ノロ(祝女)とは、公的な霊媒師(ユタ)のようなもので、神事、祭祀を執り行える役職のこと。

琉球で神に関する物事は女性に優位性があり、女性主導で全てが執り行われました。
そしてこの斎場御嶽は男子禁制とされてしましたが、国王だけは女装することで入ることができたようです。

聞得大君については↓
沖縄の聖地「京の内」首里城内最大の信仰場所

東御廻り(あがりうまーい)

国の繁栄、五穀豊穣の祈願のための聖地巡礼。
首里城から、アマミキヨがやってきた東の方面を廻ります。
その東方面は東方(あがりかた)と言い、
そこには東四間切(あがりゆまじり)であった「玉城、知念、佐敷、大里」の四つの地域があります。
現在の南城市ですね。
那覇から南城市にかけて斎場御嶽を含む聖地14箇所を巡礼します。

東と言えば太陽の上がる方向です。
アマミキヨはニライカナイ(東の海の向こう)から来たとされますが、天照大神と同一との説もあることから
アマミキヨは太陽神としての位置付けも読み取れます。

琉球開闢七御嶽

沖縄創世の神、アマミキヨ(アマミク)の造った9の聖地と7の森、
9の聖地の中に7つの御嶽が存在する。

安須森御嶽 (あしむいウタキ、あすもりウタキ)場所:国頭村の辺戸、山の中にある。
クボウ御嶽 (クバの御嶽)場所:今帰仁村、今帰仁城跡近く
沖縄最大規模の御嶽
斎場御嶽最高位の聖地
薮薩御嶽 (やぶさつウタキ)場所:南城市玉城 特徴:小さな拝所
雨つづ天つぎ御嶽(あまつづてんつぎウタキ)
場所:玉城グスク内
東御廻い(アガリウマーイ)の最後の巡礼地。
クボー御嶽
場所:久高島
現在「何人たりとも出入りを禁ずる」となっていて、
島の神女だけが祭祀の際、出入りすることになっている。
首里真玉森御嶽(すい まだま むい ウタキ)
首里城内にあるとされている10の御嶽の1つ、あるいは二個一。
というのも首里城には「首里森御嶽」ははっきりと存在するが、
真玉森御嶽の明確な場所がわからない。
首里森御嶽の見えない側面であるとの解釈もある

斎場御嶽、主要6箇所

斎場御嶽には6つのイビ(聖域)が存在します。

御門口(ウジョウグチ)
大庫理(ウフグーイ)拝所
寄満(ゆいんち)拝所
三庫理(サングーイ)最重要場所、拝所
シキヨダユルとアマダユルの壺 拝所
ウローカー(ウロー泉)

その中の三つ、大庫理(ウフグーイ)、寄満(ユインチ)、三庫理(サングーイ)は
首里城内施設でも使われている名称となります。

御門口(ウジョウグチ) 

御門口(ウジョウグチ)は斎場御嶽の入口になります。
一般の人々、特に男性はこれより先は入れずここから拝みました。
右側には六つの香炉が置かれていますが、これは御嶽内と入口の六つのイビの分身の役割があり、
入れない人たちはここへ拝みを捧げました。
神社における拝殿のような役割です。

国王に関しては袂の合わせを女装に改めることで入ることができました。

大庫理(ウフグーイ)

門から進んで行くと最初に見えてくる拝所です。
大庫理(ウフグーイ)は首里城正殿の二階の名称としても使われていて、大広間、一番座という意味があります。
拝所の前は舞台のように段になっているのが特徴で、舞台の材質は磚(せん)とよばれる中国から持ち込まれた灰色の煉瓦(れんが)になっています。
さらにその手間はウナーと呼ばれる空間になります。

御新下り(おあらうり)ではお名付け儀礼(霊威づけ儀礼)が行われました。
御新下り:聞得大君(きこえおおきみ)の就任式

大庫理(ウフグーイ)

儀式を行う祭壇のようなものがある。

大庫理(ウフグーイ)
磚(せん)とよばれる中国から伝わった灰色の煉瓦(れんが)
ウナー

寄満(ゆいんち)

上の大庫理(ウフグーイ)の反対側に位置しています。
厨房、台所という意味があり、豊穣を司る拝所であり、
寄満(ゆいんち)は首里城の厨房にも使われている名称です。

寄満(ゆいんち)は寄せて満ちるという解釈ができます。
これは貿易の中心としてさらなる繁栄をイメージしているとされていて、
中国のセジ(貢ぎ物)やその他など「交易品を寄せる所」という意味もあります。
五段上がった祈りの壇上は神聖な場所として現在も一般の人の立ち入りを禁じています。
ツノのような突起が特徴。
戦前までは吉兆を占う「馬ぐぁー石」と呼ばれる石馬が置かれていました。
南城市には「ユインチ」という名前のスパホテルがあります。

寄満(ゆいんち)
垂れ下がった鍾乳石がかつてここが鍾乳洞であったことを表しています。
寄満(ゆいんち)

斎場御嶽の檻房穴

第二次世界大戦、沖縄戦「鉄の暴風」の跡
鉄の暴風:戦争で沖縄に打ち込まれた砲弾の激しさを形容した言葉。

 

三庫理(サングーイ)重要場所

斎場御嶽のシンボル、巨大三角岩のトンネル。
斎場御嶽の最奥部に位置する礼拝において最も重要な場所になります。
門をくぐった奥には、琉球石灰岩に囲われたひだまりの空間が存在します。
そこに三庫理(サングーイ)と、チョウノハナ(京のはな)と呼ばれる拝所があり、
久高島を望む久高島遥拝所が存在します。

また、三庫理(サングーイ)からはとても珍しい黄金の勾玉が出土しています。

三庫理(サングーイ)と チョウノハナ

三角岩の奥にある最も格式高い拝所。

琉球石灰岩の下の地盤、泥岩が地滑りを起こしたことで岩盤が割れ、この形になりました。
奥の香炉が三庫理(サングーイ)、右の香炉がチョウノハナ
左の葉っぱの見えるの窓が久高島遥拝所となります。
王国時代にこの窓はなく岩に囲われたひだまり空間でした。
かつてチョウノハナの岩の上にはクバの木があり、
拝みの際にはそこにアマミキヨが降臨していたとされ、
特に神聖な場所となっています。

久高島遥拝所

久高島はニライカナイに一番近い神の島とされています。
ニライカナイとは太陽が登る方向の海の向こう側、それを理想郷とした言葉です。
久高島はアマミキヨが最初に造った場所でもあります。

久高島遥拝所

黄金の勾玉

シキヨダユルとアマダユルの壺

 二本の鍾乳石(チータイイシ)から垂れ落ちる聖水を受け止める器(接触禁止)

シキヨダユルアマガヌビー(岩側、奥)

シキヨダユルアマガヌビー
「しきよたよる雨(天)か美御水」
シキヨ(聖植)を伝い流れ落ちる聖水。
聞得大君の就任の儀式で額に水をつける神事、お水撫で(ウビナディ)に使われました。

アマダユルアシカヌビー(外側、通路側)

アマダユルアシカヌビー
「雨たゆるあしかの美御水」
アシカ(聖植)を伝い流れ落ちる聖水。
琉球王国の王世子(皇太子、王子)のお水撫で(ウビナディ)に使われました。
出世祈願などを行います。

その他、それぞれの吉兆占いや、若水取りで使うための霊水とされていました。
若水取り:元旦に初めて汲んだ水をおそなえする行為。

二本の鍾乳石(チータイイシ)

貴婦人様御休み所

三角岩の右側

ウローカー(ウロー泉)

御嶽へ入る前に身を清めるために使った泉。
現在は本ルートが落石などでふさがったため、御嶽外の別ルートより入ることができます。
崩落した鍾乳洞の様子がここでも見受けられます。

時間、休館日

3月〜10月9:00~18:00(最終入館17:30)
11月〜2月9:00~17:30(最終入館17:00)
休館日
2020年6月21日(日)~6月23日(火)
2020年11月15日(日)~11月17日(火)
2021年6月10日(木)~6月12日(土)
2021年11月5日(金)~11月7日(日)

自然の保護、生態系の維持、静寂の確保など、
来訪者の増加による聖地の消耗を防ぐため斎場御嶽には年に二回一定期間の休息日があります。

チケット売り場、チケット料金

入場料金は、南城市地域物産館のチケット売場窓口(自動券売機)で購入します。

チケット販売時間3月〜10月 〜17:15
11月〜2月 〜16:45
入場料金大人(高校生以上) 300円
小人(小・中学生) 150円
団体 200円(※団体20名以上)

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方は、券売所窓口にて手帳を提示していただくと無料となります。

20名以上の団体については、まとめて券売所窓口にてお買い求めください。

券売所にて入館券をご購入の際、身分証(免許証・学生証等)のご提示をお願いする場合がございます。

チケット売場から斎場御嶽入口まで約400m歩きます。

斎場御嶽の駐車場

がんじゅう駅・南城の駐車場:道の駅、南城市観光情報館
知念岬公園の駐車場
(約150台収容)

斎場御嶽での心がけ 注意事項

神聖な場所です、騒がないようにしましょう。
場内の物を持ち帰らないようにしましょう。
他人の祈りを邪魔しないようにしましょう。
小さなゴミでも落とさないようにしましょう。
触れてはいけない物、入ってはいけない場所があります。
順路を守る方が好ましいかもしれません。
音のなる履き物は極力避けましょう。
自然の中へ入ります。歩きやすい靴や服装が好ましいでしょう。
駐車場から御嶽まで約400mあります。
御嶽内にはトイレはありません。
観光地化されてますが、地元の人の生活に関わる場所でもあることを忘れないようにしましょう。
カメラ撮影はできますが、フラッシュやストロボの使用は他の人の迷惑にならないようご注意ください。

百名ビーチ ヤハラズカサ

斎場御嶽から東の方向にある百名ビーチはアマミキヨがやってきたビーチで、
ヤハラズカサと言われる岩がその目印としてあります。

緑の館セーファ

御嶽入り口近くにある斎場御嶽の資料館
有料ガイドの受付
「南城市ガイド斎場御嶽公式 アマミキヨ浪漫の会」

予約ガイド(毎日)
基本料金:2,000円(10名まで)
追加料金:1名当たり100円
所要時間50分程度(相談に応じます)
受付時間9:00 ~ 16:00
※ 予約ガイドは一週間ほど前までに予約をお願い致します。
定時ガイド(土・日・祝)
料金(高校生以上1名当たり)300円
※ 定時ガイドは平日は行っておりません。

がんじゅう駅・南城内 斎場御嶽資料室

写真や解説等を交えた展示パネルによる紹介
三庫理(サングーイ)から出土した金製勾玉(複製品)の展示を行ってます。

33分のVTR上映

(1)聞得大君 御新下り(きこえおおきみ おあらおり)
(2)東御廻り(あがりうまーい)
(3)参拝の心得

斎場御嶽 見学の所要時間

入場チケット売場から御嶽に入り見学して帰ってくるまでの時間は約1時間~2時間程度
御嶽には入る前にトイレを済ませるといいでしょう。

地図

www.perfect-okinawa.com

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